【31.2/21加筆修正】
JR中央西線中津川駅。中津川は中央線に乗り名古屋から快速列車で1時間20分。岐阜県と長野県の県境に位置する山間の地方都市です。
かつては中山道の要衝でしたが、現在は中央自動車道が開通し、その面影はわずかに中央西線の普通列車の乗換駅に残るぐらい。
18きっぷシーズンになると東海圏からの旅行者や首都圏から西を目指す旅行者がここで乗換えのために行き交う駅です。
中津川駅駅そば
中津川駅駅そばこの駅には珍しく駅そば屋さんが残っています。東海圏だと名古屋駅・千種駅のきしめん「住よし」が有名ですが、この中津川駅にも存在しています。それが梅信亭が運営する「根の上そば」です。梅信亭はかつて中津川市内で料亭を営んでいた老舗の料理店。
このお店は名古屋方面の1番線と待合室の両側から食べられる変わったスタイル。そばやうどんを提供しています。
メニューは「かけそば」(380円)に加えて、「かきあげそば」「とろろそば」「山菜そば」(500円)しばらくの間トッピングそばはかき揚げしかありませんでしたが2016年ごろから「とろろ」「山菜」メニューが増えました。
そば380円、トッピングを加えると500円と他のターミナル駅と比べると高めの設定ですが、自家製の濃いめのおつゆと自家製かきあげ(写真は探したけどなかった)を使ったお蕎麦は、「駅そば」らしく美味しく、名古屋郊外という地理的条件を考えれば妥当な価格であると考えられます。
この駅そば、名駅の「住よし」ほど多くのお客さんが来ているわけでもないのですが、地元の常連さんや外国人観光客(木曽路観光)や日本人長距離旅行者で賑わっています。
岐阜県には新鵜沼駅などかつて駅そばがあった場所もあったのですが、現在唯一残るのは中津川駅のみ。よく考えると中央西線(+篠ノ井線)は名古屋・千種・中津川・塩尻・松本・篠ノ井・長野と特急停車駅を中心に多くの駅で駅そばが残っていますね。
旅行者としては乗換えがてら食べることができるのでありがたい路線です。
中津川駅駅弁
中津川駅に駅弁があったのはご存知でしょうか?
現在も根ノ上そばを運営する「梅信亭弁当部」が駅弁を製造し中津川駅や特急しなので販売していました。 しかし2011年に撤退、中央西線の途中駅からは駅弁がなくなりました。
「特急しなの」での車内販売も終了しましたし、仕方の無いことかもしれません。
そんな中、2013年9月に行われた"中津川ソーラーBudoukan"にて梅信亭が木曽路釜めしを出品するとのこと。特別に食べられることになり、思いがけず復活駅弁を食べることができました。
"ソーラーbudoukan"ではエコ容器だったようですが当時と同じ駅弁スタイルで用意してくれました。