道東周遊旅2日目
2日目は根室から網走まで。この区間は特急列車が運行されていないので、
特急に乗れるフリーパスですが普通列車の旅。残念。
まずは行ってみたかった納沙布岬へ。
「本土」最東端にやってきました!日本の施政権下最東端…ですね。
これで最北、最東とクリア!
大学時代に全部行っておきたかったんですが、沖縄は遠いので結構厳しそう。
北方領土を眺めて。
この日はあいにくの天気で強風と霧で視界は殆ど無い状態。
肉眼では国後島はおろか歯舞群島ですら厳しかったです。
そこで国が運営する啓発施設「北方館」へ!二階の展望室にあるテレビ望遠鏡からは貝殻島の灯台が見えました!これで日本から一番近いロシア(実効支配地)を眺める夢がかないました!
北方館では、充実の北方領土啓発展示を見ることができますし、
来館すると北方領土視察証明書がもらえます。(一枚は友人の)
こういうニッチなものが嬉しい。
根室市の運営する「北方領土資料館」も見学してから根室駅へ。
(ちなみに北方領土資料館ではエリカちゃんグッズをいただきました、嬉しい)
花咲線で釧路へ
この日は日本最東端の終着駅から。
根室11:00-釧路13:18 快速はなさき
流氷物語号のラッピング車両が来ました。冬の網走にはなかなか行けないのでここで乗れたのは少しうれしかったり。
車内はクロスシート。流氷装飾が可愛い。
シールを貼っただけなのかもしれませんがこういうちょっとしたデザインが旅情を盛り上げますよね。
根室を出発すると列車はすぐ原野の中へ。花咲線の荒涼とした景色は日本の中で一番好きな気がします。最果ての景色って感じが強くて夢の中にいるかのよう。
原野を走る車窓を眺めながらうとうとしたり、考え事をしたり。
私は長い時間の列車旅も嫌いではなくて、ぼーっと車窓を眺めるだけで幸せです。
途中の茶内駅では列車交換のため数分停車。
水色のラッピングは爽やかで素敵。流氷ぽいですね。
こちら側のデザインは知床連山。
釧路駅に到着。反対側のデザインは「エゾスカシユリ」でした。
釧路では一時間の連絡。
海鮮丼を食べたかったんですが駅周辺には良いお店が見つからず…
ひとまず駅前の和商市場に向かったところ向かい側にレトロな食堂を発見。
つるや食堂です。メニューを見ると安いのなんの。かつ丼500円、ラーメン400円、、、
昭和ですかねここ。
刺身定食550円を注文。マグロ、卵焼き、豆腐、漬物と十分すぎる内容。
しかもマグロが安かったとかでこの日は450円でした。最高の食堂、、、
私は旅先で観光客向けのものを食べることを目的としていないので、
そういう方にはいいかもしれません。
釧網本線で網走へ
釧路14:14-網走17:16 釧網本線普通列車
釧路からは釧網本線の普通列車網走行に乗り込みます。
根室からの車両と同じキハ54形です。
釧路根室間と同じく、釧路網走間も特急列車は走っていないので普通列車に乗ります。
普通列車とはいえ、この列車も車内はクロスシート。(流氷物語号と同じ座席)
窓割があっていない座席もありますが、快適な列車旅。
網走までは3時間の道のりなんですがこれならあまり疲れません。
この列車も原野、湿原の中を走ります。
二時間ほどで日暮れの時間。道東のマジックアワーは美しく幸せな時間でした。
網走に到着。隣は札幌発の特急列車。
網走というと網走監獄、番外地のイメージが強くて本当に最果ての気分。
(都会ですけどね)ここに来るのは浪人中以来2度目。
網走滞在
この日は網走泊まり。網走で宿泊したのは駅前にある「ホテル サンアバシリ」
ペンションぽい内装でツイン朝食付きで7700円。一人当たり3850円は安かった…
朝食は鮭付き。なんで北海道の鮭ってこんなに美味しいんでしょうね??
内地の鮭とは別物では。
夜ご飯を探しに網走市街地へ向かいます。
網走駅から市街地は少し離れていますが歩きます。
夜の網走商店街。
網走は海に面しているだけあって、キャバレーなど夜の大人のお店が多い場所。
大学生が入れるようなリーズナブルなお店はなかなか見つからず。
一通り彷徨ったあと「ラーメン」の旗が掲げられているお店を発見。
「居酒屋 味平」
おばちゃんが一人で手作り料理を提供しているお店でした。
友人はエゾジカカレーを注文、私はエスカロップ(1390円)を注文しました。
なんせすべて手作りなので45分くらいかかりましたが、味はとっても美味しい。
根室名物をこの街で食べることになりましたがそれでも良し。
東京から来た学生だと言うと喜んでくれて、鯨とワカサギの唐揚げまでくれました。
おばちゃんありがとう。
ちょっと癖の強いお店でしたが美味しかった。
帰りにはスーパーで流氷ドラフトとカニ寿司を買って宿で晩酌。
学生トラベラーに居酒屋は高いので基本宿です(笑)
そうして長い一日は終了。明日は最終日です。