世界地図を読みながら

地球を動き回ってないと落ち着かない日常

世界最長のトロリーバスでヤルタまで クリミア2019#3

 

世界最長のトロリーバス

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シンフェローポリ・バスターミナル。

バスターミナル内部では長距離バス(ロシア本土方面)の切符しか買えませんでした。

ヤルタへのバスを待ちます。

シンフェローポリからヤルタへ向かうにはトロリーに乗るかタクシーで行く方法があるようですが、私は安いトロリーにしました。

 

そのトロリーバスはなんと世界一長いトロリーバス!

シンフェローポリからヤルタまでの86キロを結んでいます。

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jp.rbth.com

 

シンフェローポリのバスターミナル前のバス停からやってきたバスに乗車。

シンフェローポリから田舎へ帰る人で満杯になりましたがなんとか座れて一安心。

 

世界最長のトロリーバスとはいってもバスの車内は普通のバスと変わらず。

特に長距離仕様というわけではありませんでした。

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このバスはひたすらにヤルタへ向けて山地を走っていて、

途中休憩も何もなく、窓はシールが貼ってあるため外も見えず

なかなかに辛い時間でした。

 

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クリミア山脈は雪の中。

シンフェローポリから一時間くらいたってトイレが我慢できなかったので、

ここで少しおろしてもらってトイレ休憩。どうやら観光地のようで一台のバスにガンガンロシア人が乗り込んでいく。さすがに運転手も途中で、もうおしまいだ!といってドアを閉めるので面白かった。

 

バスは山地を下りアルシュタという街からは黒海に沿ってヤルタまで。

 

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ヤルタのバスターミナルに到着!

ソ連にタイムスリップしたかのような光景。

グルジアやアルメニアもそうでしたが、ロシア周辺国にはソ連時代のような景色が残っていて、なんとなく懐かしさを感じてしまいます。

 

大阪万国博のように、未来予想図をそのまま建築したかのようなソビエトの景色は本当に好きです。

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そして、

バスターミナルからは市街地行きのトロリーバスに乗りこみ市内に向かいました。

 

シンフェローポリからヤルタまでは結局所要時間は三時間ほど。

 

ずっとバスの堅い椅子に座り、空気も良くない、

なんとなくどんよりしていて土のにおいのする車内で過ごすのはかなり大変。

運賃は150㍔(270円)ほどでしたが、次行くことがあればタクシーかマルシュにしちゃうかなー。

(シンフェローポリバスターミナルにヤルタ行のマルシュは居なかった)

 

とはいえ、世界一長いトロリーバスに乗れたのはうれしい。自慢できる(できない)。

 

続く。