私は鹿児島が好きです。
幼い頃、数年間鹿児島に住んでいたことがあって、
それがちょうど人格形成期だったからか、
私を構成するものには鹿児島の考えや感覚が残っている気がします。
本州とは違って日差しの強い夏、錦江湾の青い海に、もくもくと灰を噴き上げる桜島。
そんな鹿児島に久しぶり(1年ぶりくらい)に行ってきました。
東京からは宮崎経由で到着。
天文館
鹿児島市内に住んでいた時は団地から直通のバスで天文館へ行っていましたが、
なんだかんだ好きなのは、中央駅から天文館まで歩くこと。
1.5㌔くらいの道のりなので歩いても20分くらい。
灰でじゃりじゃりする市電通りを、ひっきりなしにやってくる市電やバスを横目に歩きます。
一番好きな景色は、市電通りにアミュランが顔を覗かせる景色。
ゆずの「桜木町」みたいな気分になれます。
最近はケーズデンキがエディオンになったり、加治屋町交差点に来来亭ができていたり、ドンキが出現していたりして変貌に驚きます。
天文館通りのアーケード。タカプラ前から。
もう少し歩いていくといづろ通り。
鹿児島第一のデパート山形屋は夜になるとライトアップされて綺麗です。ちなみに鹿児島市内のデパートはここのみ。
昔は三越がありましたが今はマルヤガーデンズという複合施設になっています。
最上階にある山形屋食堂の「かた焼きそば」は鹿児島のソウルフード。安くておいしいですよ。(市内では食べたことはないけど)
子金太&あけぼの
結構好きなのが子金太の鹿児島ラーメン。天文館公園のお隣にあります。
鹿児島ではラーメンが盛んでどこに行ってもラーメン屋さんはあります。
福岡や熊本のラーメンと違って太麺の豚骨ラーメン。
たいていのお店には大根の漬物があって、「一杯」ではなく「一枚」と呼びます。
ここがとりわけ好きなのは、チャーハンセットがあるから。
SSラーメンとSチャーハンで800円くらい。
飲んだあとに食べる人が多いみたいですが、私は小食なのでこれで十分。
子金太で食べたら、近くのあけぼのかタイヨーで買い物。
あけぼのの方が品ぞろえがよくて、鹿児島のお菓子や食べ物はしっかり揃ってます。
鹿児島に旅行に来るようになると、天文館に泊まることが多いので、
ここで刺身とお酒を買って飲むんです。
灰の街、鹿児島
鹿児島では天気予報の最後に風向きと降灰予想が流れるほど桜島からの灰が降ります。
珍しいことでもなんでもなく、日常的に灰が降ってしまうのが鹿児島。
道はどこでもこんな感じ。黒っぽいのが灰です。
あと、ごみ収集車みたいに、灰も回収してくれます。
よく考えたら珍しい光景ですよね。
桜島フェリー
景色で一番好きなのは桜島フェリー。15分の航海はわずか160円。
鹿児島市民って幸せだなあと思います。
このフェリーは観光航路ではなく、生活航路。
桜島住民の通勤通学の足であったり、大隅方面の足。
今でこそ大隅方面に高速道路が伸びているんですが、
鹿児島市内から大隅方面に向かうにはこのルートが近いんです。
鹿児島港から、オペラハウスみたいな「いおワールド(水族館)」を眺めながら出港。
だんだん桜島が近づいてきます。
でも私が好きなのは市内を見る事。写真には写らないけれど、
中央駅のアミュランや各テレビ局のアンテナが遠ざかっていく様子を眺めてます。
桜島に着いたら、道の駅「火の島めぐみ館」でこみかんソフト。
桜島名産のこみかんのソフトクリームで250円。(JAF会員だと200円!)
これを食べるためにいつもここで寄り道しちゃいます。
吾愛人で夕食
我が家ではこのお店が好きです。
薩摩料理のお店で天文館や中央駅付近に数店舗。
薩摩料理のお膳ももちろんおいしいのですが、おすすめは「首折れサバ」
屋久島近海で獲れたサバで、すぐに首を折って血を抜き鮮度を保っているので刺身として食べられます。サバの刺身って珍しいですよね。
1人前980円で少し高めに感じますが、美味しくておすすめ。
入荷のない日もあるようなので食べれたらラッキーかも。
奄美の里で鶏飯
鶏飯は奄美大島の郷土料理。薩摩の役人をもてなすためのごちそうだったそうです。
ここ奄美の里は奄美文化を体験できるテーマパーク。
(入場料のかかる)中に行ったことはないんですが、ガイドブック持った観光客がたくさんいたので人気はありそう。
外にあるバッティングセンターには行ったことあるけども。
鶏飯は、ご飯の上に鶏肉、錦糸卵、シイタケ、パパイヤの漬物を載せて、
鶏がらスープをかけて食べる食事。
鹿児島市内にはいくつかお店があります。
ここは観光客向けだからか、煮物や刺身の付くセットしかなくて1500円くらいから。
柳川氷菓でかき氷
山形屋の近くにあるかき氷屋さん。
恥ずかしながら今年まで知らなくて、早速行ってみた次第。
だいたい300円くらいからで、私が頼んだのはプレミアムマンゴー、550円。
マンゴーソースたっぷりの氷の中にはマンゴーの果肉まで入っていて大満足。
観光客もいましたが、学校帰りの高校生とかもいて、地域になじんでいる様子でした。
ドルフィンポートでお買い物
鹿児島のお土産を買うなら山形屋とか天文館もいいですが、
臨海部にあるドルフィンポートもおすすめ。
観光向けにコンパクトに揃ってます。お土産屋さんや食事処だとか。
ここから眺める桜島は見事!
今回買ったのは、鹿児島のトートバック、2160円。
鹿児島らしいものが可愛く描かれています。
ここでも売っている、
最近の鹿児島のエッジの利いたグッズといえば「カゴマニア」
「トリサシ」バッグがツボ過ぎて即購入。鹿児島でしか買えないみたいです。
鹿児島市内は一極集中の鹿児島らしくかなりの都会。
買い物するところも食事処も豊富にあります。
観光客だと観光スポットに行きがちですが、市電に乗ったりフェリーに乗ったりしない散策をするのも楽しいですよ。