かつて日本の統治下にあった台湾。いまでも多くの日本家屋が残っていて、ふと街を歩いていると懐かしい光景にはっとしたり、文化創造の名の下、リニューアルされて活用されているかつての倉庫や工場などの日本の建築を見ていると、うまく活用してくれてありがたいし、台湾はいいところだなあ、進んでるなあと思ってしまうほど。
今回、古い景色が色濃く残る台南に、
日本家屋を利用した民宿があるということで泊まってきました。
宿泊したのは「末廣通日和宅民居」
台南の町の中にある日本住宅ということで、
ネットから予約をして楽しみにしていました。
台南駅からはタクシーで10分程度、
15時にチェックインするということをラインで連絡しておきます。
ここは民宿なのでフロントなどはなく鍵を持ってきてくれるとのこと。(前もってメールのやり取りをし、宿の公式ラインを交換しておきました。ちなみに中国語繁体字で適当に偽中国語を作って送ってました(笑))
到着! 思いのほか日本家屋が残っています!
しかし、待てど暮らせど鍵を持ってきてもらえない。10分、20分、30分。
何度電話をしてもラインには既読すらつきません。
ようやくやってきたのは到着して40分後。
暑い中待っていたのでかなり疲れました。前もって15時に着くと連絡してあったのにこんな様子です。スムーズなサービスは期待してはいけない模様。
ようやく宿にチェックインというより入居。
居間。普通に日本です。畳が敷かれていてちゃぶ台があります。
居間の隣は台所。冷蔵庫、洗面台、ケトル、机がありました。
飲食は台所でのみ。居間は禁止でした。
台所には台南市の地図。日本時代のものでした。
台南市各地の名所も描かれていて、できるものならタイムスリップしたい。
室内は二回建て。寝室は上にあります。
布団は2組まで常備、それ以上は8組まで増える模様。
私たちは3人で利用したので3組でした。2階には3から4組しか置けなかったのでそれ以上は下になるのかな?
この内容で平日なら1棟4200元(16000円ほど)、休日は7000元(25000円ほど)でした。
タオルやドライヤーは用意されていましたが、歯ブラシとうアメニティはありません。
台南駅前の鉄道大飯店ホテルだと一部屋5000円以内で泊まれるのでそれと比べると少々高めの価格設定です。
しかし、台湾にいながらして戦前の建築の日本家屋に泊まり、
台南の町を歩いて帰ってきたらまたもや日本家屋、という旅も珍しくて面白いものではないでしょうか。
<おすすめできる点>
・台湾で日本家屋に泊まれる
・1棟貸し切り1.5-2.5万程度とそこまで高くない(多人数向き)
・かつての日本の面影を感じられる
・Booking.comからも予約できる
<注意が必要な点>
・宿の方とのやり取りは中国語がメイン
・場合によってはスムーズに宿にも入れないことも
・雨の日は雨音がうるさい(雨が樋から落ちる音が大きく寝れなかった)
マイナス点もありますが貴重な体験のできるお宿でしたよ!
【宿公式HP】