つい最近「ガッタンゴー」に行ってきました。
ガッタンゴーは旧神岡鉄道の廃線跡を利用したレールマウンテンバイク。
場所は岐阜県飛騨市神岡町。神岡町の奥飛騨温泉口駅から高山本線の猪谷駅までを結んでいたのが神岡鉄道。2006年に廃線になった後、2007年から始まったのがこのガッタンゴー。線路と並行にマウンテンバイクを配置した”車輛”を漕いで線路を走ることのできるアクテビティです。
岐阜県飛騨市神岡町の"ガッタンゴー"は廃線跡の線路を自転車で走ることのできて夏にピッタリのアクティビティでおすすめ。 pic.twitter.com/6vS1jTb1XJ
— Enamin (@enamin_travel) 2019年5月12日
週末は人気なのでHPから予約をしておくのがおすすめ。
当日、まずは車で旧奥飛騨温泉口駅へ。
神岡は高山から40分ほどの位置ですが岐阜県の中では、岐阜や名古屋からはかなり遠いので注意が必要。岐阜県というより富山県と考えた方がいいです。
今回参加したのは「まちなかコース」神岡町内の奥飛騨温泉口駅から神岡鉱山前駅までの片道2.6㌔を往復します。行きは下り坂、帰りは上り坂ですが、電動アシスト自転車なのでそこまで苦にはならないです。
参加するのは今回が二回目。前回も同じコースでした。
集合時間は開始時間の15分前まで。
私は到着が10分前になったのでかなり焦りました。(事前に連絡しておいたので大丈夫でした)
玄関を入って左手で受付をしてから、5分程度の説明を受けてから順番にホームへ。
旧ホームを改造した場所が出発地点。一回当たりの参加者は15組程度で20メートルの間隔をあけて出発します。
ホームの高さから滑り台のような勾配を下ったところから出発です。
私は3人で参加したので二台の自転車と真ん中に座席のある3人乗り車両。(4000円)
行きは漕いで、帰りは座席に座りました。
漕いでいると不思議な感覚。レールの上を走っているので列車と同じなんですが、
列車と比べ目線は低く、風やニオイを感じながらゆっくり運動ができるので楽しい。
景色の流れはゆっくりとしていて、線路に縛られながらも自分のペースで進むことができました。またトンネルも二か所あり、ひんやりとした暗闇は少し怖いくらい。
そして20メートルおきに継ぎ目があって、真下から「ガタンゴトン」の音が聞こえ、
ああ線路の上を走っているんだなあと実感できて夢のような時間でした。
神岡鉱山前駅に到着したら方向転換。ターンテーブルではなく線路から自転車車両を浮かせて回転させます。(係りの方がやってくれます)
少し疲れているのでこの休憩時間がうれしい。
帰り道は座席に座ったので、自撮り棒を使ってセルフィーを撮ったりできました。
二人乗りの場合、写真を撮影するのは大変なので撮影係のいる3人乗りの方が楽しいかもしれません。(笑)
出発すると木漏れ日の中を登ってゆきます。
何台も連続して走るので、帰り道は上り坂で個人差もあるのか少し詰まり気味でした。
前輪は浮いていて稼働せず後輪駆動なのがレールマウンテンバイク。
神岡鉱山内のトロッコから着想を得たらしいですが、よくできてますよね。
線路が本当に近くて、鉄道好きにはたまらない…
4月から5月の期間限定で神岡第一トンネル内では線路イルミネーション
「トンネルリエ」が開催中。
線路に沿って光が続いていて幻想的な景色はまるで銀河鉄道のよう…
素敵な景色でした。
このトンネルを抜けると神岡大橋駅を通過。
今日は神岡鉄道の廃線跡のレールマウンテンバイク、ガッタンゴーへ行ってきました。 pic.twitter.com/WDpAhRerwz
— Enamin (@enamin_travel) 2019年5月12日
そして再びトンネルに入り
登ってゆくともう終点の奥飛騨温泉口。復路は20分ほどの道のりでした。
到着するとヘルメットを返却して自然解散なのですが、
出発してすぐ撮影した写真も500円で購入可能。
折角なので購入しました。
自分の好きなものは応援したいのでこういうのは買ってしまう。
また、駅構内には神岡鉄道のおくひだ1号が停車中。
車内にも入ることができました。
神岡鉄道の特長は車内に囲炉裏があること。
実は廃線になる前に一度乗ったことがあり、その時以来この車両に入ったので感慨深いものがありました。廃線になってから13年余り、ずっと保存していてありがたい限り。
今年度は4回、運転体験会も行っているそう(特定の水曜日)なので機会があればぜひ運転してみたい、、、
また、ガッタンゴーでは今回参加した「まちなかコース」の他に「渓谷コース」も2018年からオープン。一度参加するとリピーター割引チケットをくれるのでまた行かないと。
神岡は岐阜県の中でも名古屋から遠く、ちょっと遠いな~と思ってしまう立地にありますが、このガッタンゴーはそれを跳ね除けるほど魅力のあるアクテビティ。富山や金沢からはかなり近いですし、東海北陸に観光に行かれたら是非行ってみてください。
誇るべき岐阜県の名所です。