世界地図を読みながら

地球を動き回ってないと落ち着かない日常

名古屋・東京をのぞみより安く移動してみた

久しぶりにゆっくり東京へ行ってきた。

半年前までは暮らしていたはずの東京も、いまや新幹線に乗らないと行けない場所になってしまった。片道一万円の道のりは、1時間40分の距離の近さなのに、経済的に遠い。一万円あれば安い航空券を買って九州や外国へ行った方がお得だと思ってしまうから。

今回は急ぐ旅でもない(目的は夜の飲み会だけ)なのでゆっくり、楽しく、安く移動してみました。

 

行きはグリーン車で

f:id:enamin:20191107212810j:plain

旅の始まりは朝の名古屋駅から。名古屋駅から乗り込むのは新幹線のグリーン車。

「のぞみ号」より安く移動するために高いはずのグリーン車に乗ります。

f:id:enamin:20191107212748j:plain

ちなみに名古屋~東京の新幹線指定席料金は11100円。これは最速の「のぞみ号(1時間40分)」で、少し足の遅い「ひかり号(1時間50分~)」や各駅停車の「こだま号(2時間50分)」だと10890円と少し安くなる。

 

その中で今回は、各駅停車「こだま号」のグリーン車。

「のぞみ号」より1時間10分余分にかかる列車で、時間がかかるからかお得なきっぷ「EXこだまグリーン早得」が設定されている。

f:id:enamin:20191107213716j:plain

「こだまグリーン早得」は名古屋~東京が9170円。普通席よりも1720円安く乗れる上、上級クラスのグリーン車。別に急ぐ旅でもないし、普通席より広い座席にゆっくり本でも読みながら座れるなら万々歳だ。(笑)

f:id:enamin:20191107213022j:plain

グリーン車車内

今回は初めて旧式の700系のグリーン車だった。最新のN700系の方が座席は快適だけど、この車両は窓が大きくて景色がきれいに見えた。

f:id:enamin:20191107213149j:plain

三連休の初日だったので途中の三島まで隣に人がいたけれど、座席の幅も広くて、何より立ち席まで出ていた自由席とは雲泥の差の静粛性だった。

f:id:enamin:20191107213409j:plain

途中の浜松駅

ゆっくり文庫本を読んで、途中の駅では通過待ちで5分くらい止まるからお散歩をしたりしていたら、あっという間に根府川から相模湾の海が見えた。

 

小田原、新横浜、品川と止まって終点の東京に到着。

f:id:enamin:20191107213444j:plain

あっという間の2時間50分だった。個人的には狭い普通車で1時間40分よりも広い座席で2時間50分、そして2000円も安いならそっちを選択してしまう。

 

この方法は時間さえあれば素晴らしい新幹線の乗り方なのだけれど、欠点があるとすれば、予約は三日前までにしないといけないこと。当日に予約の変更をすると通常料金になってしまうこと(つまり三日前までに乗る新幹線を確定させないといけない)。

そして、座席数限定なこと。週末は取れないこともあります。

ちなみに私は何度もこれを予約しつつ早く帰りたかったり時間が無かったりしてのぞみに変更したことがあります。

 

そこだけ留意すればおすすめです。予約はEX-ICかスマートEXから!

expy.jp

smart-ex.jp

 

帰りは全日空(ANA)で

東京からの帰り道は新幹線ではなく羽田空港からANAで。

羽田から名古屋(中部空港)へも航空便が飛んでいます。夕方はANAとJALと一便ずつ。

 

今月のダイヤだと

ANA 羽田17:40-名古屋18:45

JAL 羽田19:10-名古屋20:10

 

星の数ほど本数のある新幹線と比べて、2本しかないのは不便ではあるけれど、

先得で買えば7-9000円程度で買えるし、どうせ急ぐ旅ではないし、空港の非日常感を味わいながら移動できるし悪くない。

 

JAL派だったけれど今回はANAが7500円と安かったのでそちらから購入。

 

予約した時は何も考えてなかったけれど17:40に乗るためには16時には新宿を出ないといけないことが発覚。急ぎ品川と羽田T1でお土産を買いつつT2から乗り込みました。

f:id:enamin:20191107215210j:plain

f:id:enamin:20191107215243j:plain

f:id:enamin:20191107215406j:plain

セントレアまでは羽田を離陸してからわずか45分の飛行時間で到着。
あっという間でした。しかも今回のフライトは東京の夜景も名古屋の夜景も楽しめない航路だったので退屈でした。

 

f:id:enamin:20191107215517j:plain

セントレアでは夕ご飯に鶏三和の親子丼を。新幹線のターミナルである名古屋駅と比べて夜の空港は食事処にも入りやすくて助かります。セントレアには矢場とんや鈴波など名古屋を代表するレストランもあって良い。

f:id:enamin:20191107215702j:plain

ミュースカイ

セントレアからはミュースカイで名古屋方面へ帰宅。

セントレアから名古屋駅までは1250円。

羽田までのアクセスを考えても新宿~名古屋を9250円で移動できました。

 

新幹線の場合、待合室が少なかったり、発車時刻寸前にならないとドアが開かなかったり待ち時間が多いことに比べて、飛行機の場合、空港が市街地から離れているとはいえ、待ち時間をラウンジや空港のベンチで待つこともできますし、余裕のある旅には向いているかなと思いました。

 

とはいえ一番楽なのは「のぞみ」に乗ることだとは思います。名古屋東京の事実上「新幹線のぞみ」しか選択肢が無い区間で楽しく、安く移動するために今後も研究を続けたいものです。