今回も続けて「ふっこう割」の話。
島根県ふっこう割
11月の下旬にじゃらんから出ていた島根県のふっこう割がかなりお買い得でした。
なんと16000円以上の利用で16000円のクーポン。
条件は2名で2泊以上の利用でしたが、幸いにして一緒に行ってくれる友人が見つかったので早速予約。
出雲市駅前のドーミーイン朝食付きが2泊で6580円になりました。
一人あたり一泊1645円はお値打ち!
島根県の他には岐阜県もありました。岐阜県は地元なので使うことはありませんが、
冬の飛騨高山とか楽しいでしょうねえ。
羽田からJALで
羽田からは出雲空港まではJAL便に搭乗。
格安の宿に泊まるために数万の運賃を払うのももったいないので特典航空券。
学生向けnaviカードだと減額で3000㍄。これなら気軽に乗れちゃいます。
羽田13:55-出雲15:25 JL283 JAL3000㍄(navi特典)
クラスJにも空席はありましたが、非常口座席も選択できたので今回は非常口に。
東京はあいにくの天気でしたが雲の合間から富士山が望めました。
出雲までは1時間半程度。本当にあっという間につきます。
出雲市へ
空港連絡バスに乗って出雲市駅へ。
今回は「縁結びパーフェクトチケット」を購入。
この切符は出雲地方の電車やバス、そして空港アクセスバス(松江・出雲市~出雲空港、松江~米子空港)が利用できて、3日間有効で3000円。
しかも、観光施設では団体料金になるなど優待を受けられるのでかなりお買い得でした。
このチケットは出雲・松江の両都市観光では必須です。普通の地方観光だとレンタカー使わないといけないかなって思うんですが、出雲、松江は交通網の発展している都会なので公共交通機関でもストレスなく観光できます。
出雲はあいにくの雨。
宿泊したのはドーミーイン出雲市駅前。布団もふかふかで快適でした。
この日の夕食はスーパーで買ってきた境港産の紅ズワイガニと刺身と出雲そば。
なんとカニは3杯で980円…出雲安すぎか。
ちなみに翌日の朝食も満足できるもの。出雲そば、カニ飯、のどぐろ、シジミ汁、出雲ぜんざいとご当地感の溢れるものでした。
2日目は出雲大社へ
電鉄出雲市駅から川跡経由で出雲大社へ。
右側の新型車両から左側の車両に乗り換えます。
乗車したのは改装された車両でした。
まさかのビジネスクラスのようなコンパートメント。
なんて贅沢な列車旅なんだろう…
出雲大社前まで行かずに一つ手前の浜山公園北口で下車。
島根ワイナリー
駅からは10分ほど歩いて「島根ワイナリー」へ。
西洋っぽい外観のワイナリー。かなりバブリーな香りがします。
まずは工場見学。ワインのラベル張り機械。
ここの目玉はワインの試飲。
15種類くらいのワインが試飲できます。実質飲み放題
この世の楽園のような場所でした。昼間からワインを試飲。
30分ほど滞在してから、次の電車に乗るために浜山公園北口駅へ。
出雲大社参拝
出雲大社前駅に到着してからは出雲大社に参拝。
高校生以来5年ぶりくらいの参拝。
境内は神聖な雰囲気。言葉では言い表しがたいんですが、なぜか心安らぐんですよね。
久しぶりに参拝できて良かった!と自然に思えました。
江戸時代にお伊勢参りにはるばる出かけていた人たちの気持ちがよくわかります。
古代出雲歴史博物館
かつての出雲大社本殿の創造模型。
こんなに大きな出雲大社があったのは夢がある…
ここの目玉は国宝の銅戈や銅鐸の展示。
教科書でしか見たことのない古代の遺物が一面に…!本当に圧巻の景色でした。
これだけでも見にくる価値があるなあ。また見に行きたいくらい。
閉館時間いっぱいまで見学した後は電車で宿へ帰宿。
3日目は松江へ
3日目は朝から一畑電車で松江へ。かつての京王線の車両でした。
陽が当たってウトウトしていたら、車窓には宍道湖が。
そんなこんなで松江に到着。
バスに乗って松江城へ。
松江城は昔登ったことがあるので今回は外から眺めるだけ。
いつの間にか国宝天守になっていたんですね。
松江城もとても素敵なんですが、私が一番心惹かれたのは城内にある「興雲閣」
明治36年に松江市工芸品陳列所としてつくられたこの建物、
大正天皇が皇太子時代に御宿泊された由緒ある場所でもあります。
明治期の建物らしく、欧風建築でありながら和風の意匠も見られる素敵な建物。
1階にはカフェもあってゆっくりしたかったんですが今回は時間が無くてパス。
またゆっくり来たい。
そのあとは松江歴史館の日本庭園へ。
天守閣を借景とする優雅な庭園。こういうところでゆっくり過ごしたいなあ~~~
所用を済ませてからは島根県美術館へ。ここでもパーフェクトチケットで団体料金に。
日本伝統工芸展を見学。
ここは宍道湖のほとりにある美術館。夏は夕日がきれいだそう。
博物館見物というより夕日見学に来る人もいるんだとか!
今回は2階の常設展もゆっくり見て、滞在2時間くらい。
外は寒かったし、快適な美術館滞在でした。冬は寒いので博物館や美術館見学がいいですね。
松江からはアクセスバスで出雲空港へ向かいます。
ちなみにここまですべてパーフェクトチケット有効範囲。
帰りもJAL便で
出雲からの出発便はすべてJAL…!(FDAはコードシェアですが)
友軍であるFDAとJAL系しかやって来ないまさにJALの空港。
一つ前には小牧空港行きがあって乗りたくて仕方がなかったんですが
今回は東京行。
出雲16:10-羽田17:15 JL284便 JAL3000㍄(navi特典)
出雲空港からはJALの東京行。火曜にも関わらずクラスJは満席。
優先搭乗も結構な列でビジネス需要の高さを見せつけられました。
羽田までは2時間弱。あっという間に東京に戻りました。
今回は出雲・松江3日間。ふっこう割&JALマイルで格安旅でした。
学生であんまりお金がないのでいつもこういう旅をしているのですが、
お金が無いなりにとりわけ何をするでもなく、博物館を見たり、街を歩いたり、
東京では食べられない美味しいものを食べられ満足でした。
「ふっこう割は単なるばら撒きだ…!」と思う人も多少いると思うんですが、
私のようにホテルが安いというきっかけだけで
大都市から旅行に来て、
「ご飯を食べ、名勝を見学し、お土産を買い(お金を直接落とす行為)」
被災した地方の素晴らしい面を見ることができるのは、
ただ観光客を取り戻すだけではなく、
ファンを増やすことにも繋がり素晴らしい取り組みだなあと思います。
楽しい3日を過ごした島根県に多くの観光客が来ますように。