釜山・博多経由で別府に来た
の続き
竹瓦温泉で朝風呂
ホテルで朝ご飯を食べてからは、近くの竹瓦温泉へ。
ここに来るのも五年ぶり。前に来たのは高校の卒業旅行だったんですよ。
あの時は鈍行で岐阜県から鹿児島県まで行ってた。若かった…
100円払ってお風呂へ。
内湯は一つしかなくて熱め。天井が高くて気持ちがよい。
ここの建物は昭和13年に建てられたらしい。重厚な破風つくり。素敵。
100円でこんな素敵なお風呂に入ることのできる別府市民は幸せだ。
ところで、別府市民的には温泉は重要な判断基準なんだろうか。
この時も、8月に再訪した時も、「岐阜県から来た」というと必ず
下呂温泉はええかねえ⁉と話しかけてくれた。
下呂もいいけど別府は魚も美味しくて一番だよ、というと喜んでくれた。
昭和レトロな別府タワー
ずっと行きたかった別府タワー(両親によると昔行ったことあるらしい)
高さは90メートルだけど、鉄輪の湯けむりや別府湾、遠く四国まで見渡せてよかった。
中には大分県の観光名所の写真展示があったり、
喫茶コーナー(これがとりわけ昭和っぽくてよい)があったり。
幸せなひと時だった。今度は全国のタワー巡りをしようかな。
(タワースタンプ帳を買ってしまった)
特急ソニックで杵築へ
別府12:18-杵築12:34 ソニック28号 運賃460円+自由席特急券300円
特急に乗るような距離でもなかったけど、せっかくなのでソニック号に。
初めてのソニック!
外観はスタイリッシュだし、車内も宇宙船みたいでかっこいい。
16分だけだったけど、300円の価値はあった。
今度は博多から大分まで全区間乗りたい。
杵築はレトロな町だった
杵築駅はレトロ調。
駅前からはバスに乗るよ。酢屋の坂まで310円。
運転士さんは、私が観光客だとわかった瞬間に走って
外からパンフレット持ってきたくれた。間違えたのか繁体字だったけど。
観光する前に、まずはお昼ごはん。
「みのり」で”りゅうきゅう丼”。(840円くらい、曖昧)
大分県では刺身を漬けにして保存する文化があるみたいで、りゅうきゅうは刺身をゴマの入った漬けダレにつけた郷土料理。
たれとご飯がよく合っていておいしい。
杵築城下町
杵築は杵築藩三万二千石の城下町。
江戸時代の町並みが残っていて、
特徴的なのは、両側の丘の上は武家屋敷、丘の下は商人町になっているところ。
このようなサンドイッチ型の城下町は少ないんだとか。
有名なのは「酢屋の坂」、テレビのロケでもよくつかわれるそう。
ちなみに向かい側は「塩屋の坂」。
「塩屋の坂」側から見た「酢屋の坂」。あまり見ない景色だ。
酢屋の坂のまわりをぐるぐる散策します。
武家屋敷「中根邸」、立派だった。あと部屋から見るお庭がよかった。
昔の家はその辺も考えて作ってたんだね。
「北台武家屋敷」風情あるなあ。
「飴屋(雨夜)の坂」”く”文字の珍しい坂。雨の夜でも石畳が光ってよく見えるそう。
「番所の坂」
「天神坂から見る商家の瓦」勇壮な姿、らしい。
昭和45年に建築された杵築城(模擬天守)。
天守閣の最上階からの海の景色はとてもきれいだった。
杵築はこのように、静かで風情がある街だった。
恥ずかしながら、「杵築城下町」の存在は前日まで知らなかった。
別府タワーで手に取ったパンフレットがなかったら私はこの町に来なかった。
穏やかな午後を送ることができたし、歴史好きの私にとってとても良い休暇になった。首都圏と違って九州は観光地でもそこまで混んでないしね。また、来たい。
杵築の観光案内所に売ってた仁王像。
ここ国東半島は仏の里。かつて「六郷満山文化」が花開いた地。
なんだか気に入ったから、赤い阿形を買ってしまった。吽型を買うのは次に訪れたときかな。
杵築バスターミナルからは大分空港行きのバスに。
交通系ICカードが使えた。710円。
JAL国際線ビジネスクラスシートで東京へ
JL674 OIT19:15-HND20:45 JAL3000㍄(naviカード減額)+1000円(クラスJ)
空港に着いたらまずはチェックイン。
この日の朝、座席変更メールが来ていました。何かと思ったらどうやら国際線機材に変更された模様。そのため、少し早めに到着してクラスJにアップグレード。
搭乗まで二時間弱あったので展望台に行ったり、ご飯を食べたり。
展望台に飾ってあったJASの模型。懐かしい~
初めて乗って飛行機はJASだった気がする。
晩ご飯は鶏天丼。最後まで大分料理をいただきます。
保安内のカードラウンジで少しだけ休んで
搭乗時刻に。
初めてのビジネスクラスシートです!!
個室風のシートではないけれど、広い!
これを千円で体感できるなんてクラスJ最高ですね…
今日はたまたま機材変更されて運がよかった。
(機内Wi-Fi使えなかったけど)
東京までの1時間はこれまでになく幸せな気持ちでした。
将来はビジネス乗れるくらいの人間になりたいですね。
幸せに東京着。
韓国経由の九州旅は楽しく幕を閉じました。