オーロラ航空の航空券購入
今回決済ができなかったのはオーロラ航空。あまり名前は知られていないかもしれませんが、日本から極東ロシアへの国際線を運航している会社です。極東ロシアへの国際線はオーロラ航空とS7航空(成田~ウラジオストク・ハバロフスク、関西~ウラジオストクを運航)やウラル航空(札幌~ウラジオストクを運航)のみなので極東ロシア旅行の選択肢になるのではないでしょうか。
【オーロラ航空 運航路線】
・成田~ウラジオストク(毎日)
・成田~ユジノサハリンスク(週二便)
・札幌~ユジノサハリンスク(週四便)
オーロラ航空の航空券ですが、日本線の場合、買い方がかなり複雑です。
まずオーロラ航空の航空券を取り扱っている公式サイトは数社あります。
しかし、取扱会社によって買える航空券が違うのです。
日本語版あり(完全に対応していないためほぼ英語版)
※オーロラ航空便名で購入可能
※成田・札幌~ユジノサハリンスク便のみ購入可能
完全日本語対応。代理店ながら発券手数料は不要。
※オーロラ航空便名で購入可能
※成田・札幌~ユジノサハリンスク便のみ購入可能
オーロラ航空とコードシェア便を運航。日本語対応。
※アエロフロート便名で購入可能
=S7とのコードシェア便もあるため選択肢が増える。
※成田・札幌~ユジノサハリンスク、成田~ウラジオストク・ハバロフスク(S7便)
が購入可能。
・旅行代理店
スカイスキャナー等で検索すれば山ほど出てくる。
※代理店によって便名は異なる。
オーロラ航空の場合、 販売元によってオーロラ航空(HZ)便名かアエロフロート(SU)便名か異なるため価格が異なってきます。
またアエロフロート便名の場合、アエロフロートとコードシェアしている航空会社もあるため、東京~ユジノサハリンスクの場合、東京~ウラジオストク;オーロラ航空、ウラジオストク~ユジノサハリンスク;S7航空というように選択肢も増えてきます。
↓アエロフロートサイトで8/9のユジノサハリンスク(UUS)⇀成田(NRT)を検索。
このように、
全てのサイトで価格が異なっているのでどこが最安なのか調べる必要がありそうです。
8/6発の東京成田⇀ユジノサハリンスクの航空券場合↓(5/15検索)
オーロラ航空サイト
最安運賃LIGHT(預けて荷物無し)の場合9966р(16800円)、
PROMO(預け手荷物23KG)の場合12726р(21500円)となります。
※これら運賃は22ユーロの支払いで払い戻し可能。
オーロラ航空のサイトでは直行便しか購入できません。
またウラジオストク~成田便は購入不可。
日本総代理店のUTSサービスサイト
最低運賃は決まっていてPクラス運賃27400円+空港税3610円+出国税1000円の合計32010円(問い合わせ済み)。航空会社のサイトと比べて高額になってしまいます。
またUTSサービス発行の航空券は払い戻しの際にオーロラ航空規定の22ユーロの他に3500円の手数料が必要。発券手数料は無料ですが銀行振り込みか現金を支店に持ち込む必要があり、旅行者としては不便です。2020年近いのに…
また一番のネックは空席がわからないこと。私は問い合わせをしたら満席だと言われたこともあります。
※成田・札幌~ユジノサハリンスク便のみ購入可能(最近変更された模様)
コードシェア先であるアエロフロートサイト
払い戻し不可のEVO運賃の場合21550円。
払い戻し可能のECO運賃だと25350円。
となり、オーロラサイトでは用意されていた手荷物無しの格安運賃がありません。
ただ、直行便だけでなく経由便も購入できます。
※成田~ウラジオストクを購入する場合はアエロフロートサイトからしか購入。
スカイスキャナーで最安検索
最安検索をするとでてくるのは「Tripair」サイト。キャンセルポリシーは明記されていませんでした。二番目に安い「Travel2Be」は払い戻し不可。
この並びの中で一番信用できそうな「サプライス(HIS系列)」のサイトを見てみると
21150円と400円のキャッシュバックが入っているため、航空会社より少し安い価格。
しかし、払い戻し不可運賃でした。
また旅行会社発行の航空券の場合、欠航時などアクシデントが発生した際に
旅行会社を通す必要があるため不利益を被ることも予想されるので注意が必要です。
結論としてはオーロラ航空の航空券を購入する際は、
【成田・札幌~ユジノサハリンスク直行便】
⇀オーロラ航空公式サイト。決済ができなかった場合はアエロフロートサイト。
【成田~ユジノサハリンスク経由便/成田~ウラジオストク便】
⇀アエロフロートサイト
が便利です。アエロフロートサイトの場合、イルクーツク(IKT)から成田のような極東ロシアからの経由便も購入できたりするので積極的に検索することをお勧めします。
ちなみにノヴォシビルスク(OVB)~成田/関空の場合はS7が安い。
ちなみにオーロラ航空ですが、成田~ウラジオストク線だと機内サービスはドリンクの実。S7の場合サンドイッチもが出るのでずいぶん簡素だなあと思いました。
ただロシア国内線の場合イルクーツク~ハバロフスク、の深夜便でも機内食が出てくるので驚きました。
最近注目を集めている極東ロシア。ガイドブックも出たウラジオストク、静かなハバロフスク、樺太の面影を残すユジノサハリンスク(豊原)。どの町も素敵なのですが、航空券の購入方法やビザの取り方が煩雑なのが難点。また旧ソ連を扱う旅行代理店はどこも高値なので躊躇してしまいますよね。ネットの普及した現在なら、簡単に自分で完全手配することができるので、ぜひ頑張ってみてください。